おれが大将(1)

とんでもない少年が現れた。
早稲田明治。
近所の悪ガキたちから慕われ、「大将」のあだ名で親しまれるヤンチャ小僧だ。
けた外れの暴れん坊ゆえに地元の中学への入学を断られ、逆越境入学した明治は、ケンカをやめてスポーツに生きると宣言するも、早々に騒動に巻き込まれてしまう。
明治の入学した一番中学は、地元派と逆越境派の対立が続いていた。
逆越境派を率いる明治は、地元派の番長・緒方が支配する野球部に対抗して第二野球部を結成し、挑戦状を叩きつける。
因縁の試合は、緒方に追い出された野球部の元エース速川の復活により、予想外の接戦となる。
一番中学を仕切る影の支配者・ジョージ鷲斗の手下で空手の達人、深紅と紫紺に敗北を喫した明治は空手を身につけるべく、空手部の主将・達磨の師匠に手ほどきを頼み込む。
しかし、空手ではなくケンカ道を極めるよう説かれる。
その直後、明治は学校から姿を消す。
1ヶ月後、戻ってきた時の様子はすっかり変わっていた。
東京中の不良グループとの対決の直前、近くの鉄橋を通過中の電車が強風に煽られ脱線。
鉄橋に宙吊りになってしまう。
思わぬ惨事に遭遇した明治たちは決闘を放り出し、乗客の救出に走る。
乗客たちの命を救うために危険を顧みず一致団結して奮闘する明治たちの姿を見て、敵の番長たちも心を動かされる…。
千堂寺拓馬との決着をつける柔道大会。
明治たちの対戦相手が相次いで棄権する不審な事態が発生する。
決勝で拓馬と激突した明治は手に汗握る好勝負を繰り広げた末に敗れる。
試合の後、拓馬の妹が何者かにさらわれてしまう。
拓馬は、試合の最中に明治を抹殺するよう巨大組織、大日本中学生同盟に脅されていた。
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