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なみだ壺

「忘れちゃったよ。
涙が落ちる前までは覚えてたけどね」――ウロちゃんの胸に吊るされたネックレスの小さな壺。
その中にはいったい何が…(『なみだ壺』)。
表題作『なみだ壺』を含む全3作品を収録。
この物語は大それたテーマを追求するものではない。
あるちっぽけなSF(ファンタジー)を描くものである(『スター・ロード』本文より)。
松久由宇のオリジナル初単行本となった作品。
“破滅”を中心としたテーマで描かれた全5作品収録。
家出をしてきたお嬢様の北条美樹は、ひょんなことから知り合った北山勇介に興味を抱き、勇介が暮らす“夢の国”へとついて行く。
そこには様々な人がいて、様々な生き方があった。
そして、彼らの夢は月に行くことだった――。
死者の叫びが、真実を語る――!! 子どもの頃に車にはねられて死にかけた梨花は、人の死を予見したりなど不思議な能力を身につけていたが、自らその力を封じ込めていた。
ある日、占いの館で同じ能力の持ち主・若宮に出会い、再び能力の目覚めてしまった梨花は、婚約者の貴伸が海で溺れて死んでしまうことを知り、何とか彼を助けようとするのだが……。
表題作「死神のキス」を含む、悪夢のサスペンス・ホラー3編を収録。
千沙は母親の運転する車で事故に遭ってしまった。
母親の恵は息を吹き返したものの、意識の戻る見込みはない。
退院した千沙にパパはお人形を買ってくれた……けどこのお人形は、以前にパパがくれたものと同じもの…。
パパになついていた愛犬のチャッキーは、パパを見ると吠え立てる。
あれはパパじゃないの!? あれはヘビ男だよ! 千沙を連れていくのに邪魔だから、ママを殺そうとしたんだ!! 「へび男」ほか4編を収録。
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